本田哲也さんの「新版 戦略PR 空気をつくる。世論で売る。」を読みました。
ユーザーファネルをもとにカスタマージャーニーをひいて必要な情報を用意して、、とかとかいわゆるマーケで言われる基本事項を忠実にやってたんですが、ずっと「これで売れるのか?!」と一人でモヤモヤしてたんですが、これを読んで解決しました。
まさに売れる空気から作る必要がある。
そのための戦略PRなんですね。
かなり上位概念にはなりますが、とても重要な領域。
「空気」をつくる、という発想だ。消費者を「買いたい気分」にさせる「空気」。商品を売るためにつくり出す「空気」。そして、そんな「空気」をつくり出せるのが、「戦略PR」という手法なのだ。
「空気」とは人々が暗黙のうちに共有する情報の集合体
戦略PRとは、メディア、ひいては消費者の関心を最大化できるテーマを設定し、そのテーマを広げることで商品の売上に貢献するという「シナリオ」を描き、そのシナリオを具現化させるための綿密なチャネル設計を行ない、設計にもとづき情報の伝播を仕掛ける、という一連の流れだといえる。
下記本書内で取り上げられていた例。
とてもわかりやすいですね。
確かに、世の中でどれほどの人が、紙おむつの新しい便益に大きな興味を持つだろうか(メーカーには大いに自信があっても)。一方で「赤ちゃんの睡眠」に興味を持たない母親は、ほとんどいないだろう。
社会が関心を持つテーマを見つけて、「赤ちゃんの睡眠を考えなきゃ」というカジュアル世論に発展させる。その一方で、商品便益はその関心事に近づけるように「赤ちゃんの快適な眠りを提供」と設定する。ここで初めて、カジュアル世論が、商品を「買う理由」を生み出す、つまり「空気でモノが売れる」という状況ができあがる……というわけだ。
まさに成熟市場となっている弊社の置かれている市場ですが、この概念からしっかりコミュニケーションプランニングしていけば大きな成果は残せると思ってます。
(そのために越えるべきハードルはめちゃくちゃ沢山ありますが、、、)
学びが多すぎて非常にじっくり読ませていただきました。もっと深掘りして「実行」レベルまで引き上げねば、、!
あとはコミュニケーションについても併せて勉強を進めていきます。
では!
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