先輩の過去ブログを漁っていたときに紹介されていた中の一冊。
執筆されたのも2009年ごろとあり少し古いかもしれないが読んでみました。
小飼さんはプログラマーということもあり、その目線で「仕組み」について書かれていました。
この本では仕組み自体について何か画期的な捉え方がされているのではなく、どちらかというと新しい仕組みを作ったり、既存の仕組みをアップデートするためにはどういった考え方をすれば良いのかという点が語られてます。
下記重要そうな部分を引用してます。
プログラマーの三大美徳「怠慢」「短気」「傲慢」
【怠慢な仕組み作りのポイント】 □繰り返しにできるところを見つけ出す □繰り返して使いそうなものは名前を付けて保存し、再利用しやすくしておく □自動化できるととろがないかを探してその方法を考える
【短気な仕組み作りのポイント】 □置き換えられる要素がどれかを探す □置き換えられないものをべースにひな形を作っておく □要望に柔軟に応えられる仕組みを作る
【傲慢な仕組み作りのポイント】 □機能ごとに仕組みを作り、メンテナンスしやすくする □仕組みを作ったら自動化する手法がないかを常に考える □作った仕組みは名前を付けて保存する
さら
に生物からも仕組みに関する点を記載しています。
生物ならではの仕組みの特徴としては、次の3つが挙げられます。 (1)生きていれば、最適である必要はない (2)一度使った仕組みは、失敗も含めて手放さない (3)できることだけを行ない、できないことは無視する
著者の過去例より
私がオン・ザ・エッヂにいた頃は、トラブル時の対応力を高めるために、 10名いたデータセンターの担当者は、自分の専門以外の業務も一通りこなせるようにしました。 ワークショップを定期的に開催し、ハードウェア担当はソフトウェア担当にハードウェアの知識を、ソフトウェア担当はハードウェア担当にソフトウェアのことを、それぞれ教え合ったのです。当然、人によって得手不得手はありますが、それでかまいません。目的は、仕組みを並列化し、安全性を高めることです。
仕組みにおいては
怠慢・短気・傲慢、
適度に余裕を持ち、
並列に考える
事が大事ですね。
過去仕組み化が得意な会社にいたため、
やり方や手順等でも肯ける事が多かったです。
良き本でした。
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