パーソナルサプリ市場への提案

こんばんは、昨日ジムでギックリ背中というものをやってしまい運動が出来ないOKMです。

幸いなことに軽めだったため2ー3日か1週間くらいは様子見かなと思ってます。

さて、今日はこちらのニュース。



DHCが自分のヘルスケアデータから個別に成分を配合したパーソナルサプリを始めるとのことです。

まずは招待制でスタートとのことで、サプリ市場なんてそんな大きくないだろうし、サプリに1万出すのなんてよっぽどのコア層じゃない?だから招待制でそこにリーチするのはコスパ良い始め方なんじゃない?
って思ったけど、もしかしたら違うかも。

はじめに私的にはこのパーソナルサプリが今後のサプリ業界においては本流になると思ってます。

理由としては
・消費者の支出に占めるほとんどの領域で低価格高品質化、またはサブサクによる低コスト化が起こっているため、自由に使えるお金に余裕が出てくる
・パーソナル化を手頃な値段で行えるほどの技術進化
・喫煙率の低下やジムの流行りから見る大衆の健康思考化
が挙げられると思います。

とはいえ、市場が小さければ微妙。
ただ矢野研究所の調査によると健康食品市場は年間約9,000億円というほぼ1兆円市場。
機能性表示食品のなかのサプリメントだけ見ても1,000億円。
しかも伸びてる。

インテージの推計ではサプリメント健康食品は1兆5,000億円規模とのこと。


pc市場が約1兆円なので、ほぼ同等規模と呼べるビッグマーケットな訳です。

もはや売り上げ数億円程度を狙う規模の小さい話ではなく、もっと大きな市場を取りに行く戦略をとった方が良いのかもしれません。

その場合、このパーソナルサプリ市場において重要だと思うのは「最初に使ってもらうこと」だと思います。

なぜなら初回のハードルがかなり高いから。

DHCも
・健康診断
・カウンセリング
・遺伝子検査結果

の3つを必要としてます。

つまりはブランドスイッチが起きにくいため、いかに初回のハードルを下げて主導権を握るかが今後を占う重要なポイントになります。


そのため、DHCが今やっているのがテストではなく本気でマーケットを奪いに行動なのであれば、
初回費用をべらぼうに安くしてシェアを確保し、LTVで利益を取りに行く仕組みに変えていく必要があると思います。

ただ、それだけでは盤石な城は築けません。
ベンチャー系d2c企業による
・デジタルを利用した低価格化
・手軽さ
による市場参入も容易に予想されるため、
ここは先手を打つべきでしょう。

初回ハードルを下げてマスをとりに行きつつですが、頃合いをみて
簡易結果だけでサプリを組み合わせられるような仕組みを既に持っているリアル店舗の販売チャネルで実施しましょう。

既にそれぞれの成分のサプリは売っているので、その組み合わせ方を診断するアプリかサイトでも立ち上げて、QRコードを売り場のPOPとして掲載するのです。

こうすることで、高価格帯のパーソナル市場はとりつつ低価格帯の市場も逃がさない、さらには競合の参入障壁も上げられると思います。


DHCの方、どうでしょうか?








おかむら@マーケター1.0

東京でマーケティングをしているおかむらのブログです。世界一のマーケターを目指して進化していきたいです。 Cyberagent (広告)-> Lenovo (ECマーケ) -> Lenovo (BtoBマーケ) ※発言・発信は個人のもので所属する企業には関係ありません

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