書評:こころを動かすマーケティング

元コカ・コーラジャパン社長の魚谷さんの著書。

小説みたいな感じにとてもストーリー立っていて読みやすく面白い内容でした。


色々おもしろかったところをメモ

コカ・コーラがなぜTheアメリカの象徴となったのか?

追加で参照:https://www.colawp.com/seasonal/200104/history/index.html

・第二次世界大戦時にアメリカ軍にコカ・コーラを軍需物資として認めさせ、アメリカ兵にとって飲料を超えた存在になった結果、約1000万人いる彼らが戦後帰国した時にアメリカの象徴になっていった。(戦地でコークを握りしめて戦死する死体等もたくさんあるような状況)

→そりゃあアメリカの心になるよね。これを指揮した社長と軍需品にさせた参謀達超優秀

また、戦地でコーラを作る工場をたくさん作ったので、戦後それがコカ・コーラに譲渡されたのもあり世界中でコカ・コーラが発展することにも寄与したらしい。


ブランドの価値は「intrinsic value」 と「extrinsic value」に分解される

intrinsic = 基本的な価値、機能やスペック

extrinsic = エモーション、情緒的


share of stomach  人間の水分摂取量のうち、60%は水分として接種している。商業化できているのはそのうち数%。(らしい)

→発想はわかるけど、うーーーーーーーん。。。なるほどね。


食品などの消費財のマーケティングは打ち出すイメージと現実の差を縮めることが重要

→なるほど。良い裏切るとかはあるけど、基本はね。


会議では若い人・立場の低い人から発言する

→たしかに。


思いで人を巻き込み、人を動かす。「そこまで言うならやってみよう」

→自分をこの状態に持っていくことこそブランドマネージャーの仕事だと思う。


製品の販売後2週間後に全国各地域の販売店を広告代理店の担当者と回りストアチェック

→これは確かに大事な視点。全国までいかなくとも良いカモだけど、必ずやるべき。


成功したのは徹底的にターゲットとなる生活者をイメージしたこと。どんな気持ちを持つ人なのか、どんな仕事なのか、どこに住んでいるのか、どんな家か、年収はいくらなのか、どこで製品を購入するのか。

→これも必要、ターゲットに没入して「選ばれる!」という自信を持ちたい。


あとやはり社長をやる人は営業を通すんだというのはキャリア的に参考になりました。

(魚谷さんも社長になることを見据えて営業部へ数年異動していた)

おかむら@マーケター1.0

東京でマーケティングをしているおかむらのブログです。世界一のマーケターを目指して進化していきたいです。 Cyberagent (広告)-> Lenovo (ECマーケ) -> Lenovo (BtoBマーケ) ※発言・発信は個人のもので所属する企業には関係ありません

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